チェッカーのルールと遊び方(アメリカンルール)

チェッカー(アメリカンルール、イングリッシュ・ドラフツとも呼ばれる)は、8×8の盤の暗いマス32個で2人が遊ぶ戦略ボードゲームです。各自、手前の3列に12個のマンを置いて始め、黒が先手です。マンは斜め前に1マス進み、相手の駒を飛び越えて取ります。取りは強制です。最奥の列に着いたマンはキングに成り、斜めどの方向にも1マス動けます。相手に指せる手がなくなれば(駒をすべて取るか動けなくすれば)勝ちです。

盤と初期配置

チェッカーは縦横8マスの盤を使いますが、使うのは暗いマス32個だけです。各自の左下の隅が暗いマスになるように盤を置きます。縦の列はa〜h、横の段は黒の側から1〜8と呼びます。各自、手前の3段の暗いマスにマンを12個ずつ置きます。黒は1〜3段、白は6〜8段で、黒が先手です。

初期配置:手前の3段の暗いマスに各自マン12個。下側の黒が先手です。

遊び方の手順

  1. 黒が先手です。交互に、暗いマスの上にある自分の駒を1つ動かします。
  2. マンは斜め前の空いたマスへ1マス進みます。
  3. 斜め前に相手の駒があり、その後ろが空いていれば、飛び越えて取ります。取れるときは必ず取ります。
  4. 飛び越えた駒が降りたマスからさらに取れるなら、同じ手の中で続けて取らなければなりません。
  5. 最奥の列に着いたマンはキングに成ります。キングは斜めどの方向にも1マスずつ動いて取れます。
  6. 相手が動けなくなれば(駒をすべて取られるか、すべて動けなくなれば)勝ちです。
  7. 同じ局面が3回現れたとき、取りもマンの移動もなく各自40手が過ぎたとき、合計400手に達したとき、または合意したときは引き分けです。

マンの動き

交互に指します。マンは斜め前の空いた暗いマスへ1マス進み、後ろや横には動けません。

d4のマンは斜め前のc5かe5へ進めます。

取り:取れるなら必ず取る

自分の駒が相手の駒と斜めに隣り合い、そのすぐ後ろのマスが空いていれば、相手の駒を飛び越えて取れます。取りは強制なので、取れる手があれば必ず取らなければなりません。マンは前方にだけ取ります。

1回飛び越えたあと、同じ駒がさらに飛び越えられるなら、同じ手の中で続けなければなりません。取られた駒は手が終わったときにまとめて取り除かれ、同じ駒を2回飛び越えることはできません。

取り方がいくつもあるときは、取る数が少ないほうでもどれを選んでもかまいませんが、選んだ取り方は最後まで続けます。

c3のマンはd4の相手のマンを飛び越えてe5に降りなければなりません。取れる手がある間、h2のマンは普通の手を指せません。
12
1手で2つ取る:c3がd4を越えてe5へ、続けてf6を越えてg7へ進みます。取られた2つのマンは手が終わったときに取り除かれます。
マンは前方にだけ取ります。e5のマンは後ろのd4を取れないので、d6かf6へ普通に進めます。
12
取り方が複数あれば選べます。a3が1つ取ってc5へ行っても、e3がg5を経てe7へ2つ取ってもかまいません。

キングと成り

最奥の列(相手のいちばん後ろの列)に着いたマンはキングに成ります。飛び越えてそこに着いた場合、その手はそこで終わります。キングは前後を問わず、斜めどの方向にも1マスずつ動いて取れます。

d6のマンがe7を越えて最奥の列のf8に降りるとキングに成り、隣にg7があってもその手はそこで終わります。
キングは斜めどの方向にも1マス:d4からc3、e3、c5、e5へ動けます。
キングは隣り合った駒だけを、どの方向にも取れます。d4はc3を越えてb2に降ります。b6のマンは遠すぎて取れません。

対局の終わり方:勝ちと引き分け

次のどれかになると対局はすぐに終わります。判定はすべてサーバーが行うので、引き分けを申し出る必要はありません。

  • 相手の駒が1つも残っていない:勝ち。
  • 相手に駒はあるが指せる手がない(すべて動けない):勝ち。
  • 投了または時間切れ:相手の勝ち。
  • 同じ局面が同じ手番で3回目に現れた:引き分け。
  • 取りもマンの移動もなく各自40手(合計80手):引き分け。
  • Ttakjiで合計400手(各自200手)に達した:引き分け。
  • 両者が合意した引き分け。

手数制限による引き分けが近づくと、盤の下に残りの手数が表示されます。

白(上側)はb2にマンがありますが動けないので、黒の勝ちです。

基本の戦略

いくつかの簡単な考え方だけで、初心者どうしの対局はほとんど勝てます。

中央を押さえる

中央のマンは左右どちらにも進めて互いに守り合えます。端のマンは前へ進む道が1つしかありません。

最後列を守る

自分の最後列にマンが残っている間、相手はそのマスでキングに成れません。できるだけ長く2つほど残しておきましょう。

手の余裕を考える

マンは前にしか進めないので、終盤に安全な手が先になくなった側が駒を差し出すことになりがちです。すべてのマンを急いで進めないようにしましょう。

リードしたら交換する

駒が多いときは、同じ数ずつの交換で有利が広がります。負けているときは交換を避けて引き分けを狙いましょう。

「ショット」に注意

「ショット」は駒を1つ差し出して相手に取らせ、その代わりに2つ以上取り返す手です。指す前に、その手が相手にどんな取りを強いるかを確かめましょう。

ブラジルルール

ブラジルの公式ルールは国際ルールを8×8の盤に当てはめたものです。マンは後ろ向きにも取れ、キングは斜めに何マスでも飛ぶように動き、いちばん多く取れる手を指さなければなりません。Ttakjiのポルトガル語のページがこのルールを使っています。

チェッカーの種類

チェッカー(ドラフツ)は国や地域によってルールが違います。主なルールの違いは、マンが後ろ向きに取れるか、キングがどこまで動けるか、いちばん多く取らなければならないか、の3点です。

主なチェッカーのルール比較
ルール盤と駒マンの後ろ取りキング最多取りの義務
アメリカンルール / イングリッシュ・ドラフツ このページ8×8、各12個なし1マスなし
ブラジル式8×8、各12個あり何マスでも(飛ぶ)あり
ロシア式(シャシキ)8×8、各12個あり何マスでも(飛ぶ)なし
プール・チェッカー8×8、各12個あり何マスでも(飛ぶ)なし
スペイン式8×8、各12個なし何マスでも(飛ぶ)あり
国際式10×10、各20個あり何マスでも(飛ぶ)あり
タイのマークホット(หมากฮอส)8×8、各8個なし何マスでも。取った駒のすぐ後ろで止まるなし
フィリピンのダマ8×8、各12個地域による地域によるあり

ルールはクラブや地域によって少しずつ違い、表はそれぞれのいちばん一般的な形です。Ttakjiはこのページでアメリカンルール、ポルトガル語のページでブラジルルールを使っています。

チェッカーとチェスの比較

チェッカーとチェスは同じ8×8の盤を使いますが、遊び方はまったく違います。チェッカーは駒が1種類で、暗いマスだけを使い、取りが強制です。

チェッカーとチェスの比較表
項目チェッカーチェス
盤8×8、暗いマス32個だけを使う8×8、64マスすべて
駒各自同じマン12個各自6種類16個
先手黒白
動きマンは斜め前に1マス、キングは斜めどの方向にも1マス駒の種類ごとに違う
取り相手の駒を飛び越えて後ろの空きマスに降りる。1手で何回も可能相手の駒のマスに動く
取りは強制?強制:取れるなら必ず取る任意:取るかどうかは自由
成り最奥の列に着いたマンはキングに成る最奥の段に着いたポーンはキング以外の好きな駒に成る
目的相手が指せる手をなくす(すべて取るか動けなくする)キングをチェックメイトする
引き分け同じ局面3回、取りもマンの移動もなく各自40手(Ttakjiでは自動)同じ局面3回、50手ルール(申告制)、ステイルメイト

Ttakjiでの対局

  • AI対戦には時間制限がなく、待ったができ、やさしい・ふつう・むずかしいから選べます。
  • すべての対局で引き分けのルールはTtakjiが適用し、手数制限による引き分けが近づくと盤の下に残りの手数が表示されます。
  • オンライン対戦と友達対戦は持ち時間5分に30秒の秒読み3回です。持ち時間を使い切ると1手30秒以内に指す必要があり、30秒を超えるたびに秒読みが1回減ります。
  • 時間をすべて使い切ると負けです。接続が切れても時計は進み続けます。
  • 色はランダムに決まり、再戦のたびに入れ替わります。
  • いつでも投了や引き分けの提案ができます。待ったはAI対戦だけです。
  • このページのレーティング対戦はアメリカンルール専用のEloレーティング(初期値1,200)を使い、Googleログインが必要です。

よくある質問

Ttakjiのチェッカーは無料ですか?アカウントは必要ですか?

はい。無料で、何もインストールせずブラウザで遊べます。ニックネームを決めるだけで、AI、ランダムな相手、リンクで招いた友達と対戦できます。Googleログインが必要なのはレーティング対戦とランキングだけです。 ほかのプレイヤーが見つからないときは、ランダム対戦の相手の一部がAIになることがあります。

このページはどのルールを使っていますか?

アメリカンルール(イギリスではイングリッシュ・ドラフツ)です。黒が先手で、マンは前方にだけ進んで取り、キングは1マスずつ動きます。取りは強制ですが、どの取り方をするかは選べます。最奥の列に着いたマンはキングに成り、その手はそこで終わります。ブラジルルールはポルトガル語のページで遊べます。

チャイニーズチェッカーと同じゲームですか?

いいえ。チャイニーズチェッカーは星形の盤で最大6人が駒を反対側の角へ運ぶ競争をする別のゲームです。チェッカーは8×8の盤で2人が相手の駒を飛び越えて取るゲームです。

なぜ必ず取らなければならないのですか?

チェッカーでは取りがルール上の義務だからです。自分の駒のどれかが相手の駒を飛び越えられるなら必ず取らなければならず、連続取りも最後まで続けます。どの取り方をするかは選べます。Ttakjiは取らなければならない駒を表示し、ルールに合う手だけを指せるようにしています。

引き分けになるのはどんなときですか?

同じ局面が同じ手番で3回目に現れたとき、取りもマンの移動もないまま各自40手(合計80手)が過ぎたとき、合計400手に達したとき、または両者が合意したときに自動で引き分けになります。Ttakjiではサーバーがこれらのルールを適用するので、引き分けを申し出る必要はありません。

どちらが先手ですか?色はどう決まりますか?

アメリカンルールでは常に黒(暗い駒)が先手です。AI対戦では色を選べます。オンライン対戦と友達対戦では色はランダムに決まり、再戦のたびに入れ替わります。

友達とチェッカーを遊ぶには?

「友達と対戦」を押してリンクを送ってください。1対1の対局で、それぞれ自分のスマホやパソコンで指します。リンクは24時間有効で、どちらも登録は不要です。

チェッカーにはほかにどんな種類がありますか?

たくさんあります。ブラジル式、ロシア式、プール・チェッカーではマンが後ろ向きにも取れ、キングが長く動きます。国際式は10×10の盤で各自20個を使い、タイのマークホットは各自8個です。このページはアメリカンルールです。違いは「チェッカーの種類」の表にまとめています。

さっそく遊んでみましょう